メヌエット_ドビュッシー
ローマ字表記:Menuet _Debussy
今回はドビュッシー作曲の「メヌエット」です。いつものようにフルート譜の画像を載せておきます。また伴奏音源とサンプル演奏をYouTubeに投稿しましたので、それらのURLを書いておきます。
伴奏音楽: https://youtu.be/35b-p6Pz-9k
演奏: https://youtu.be/ECWNyQfEONQ
本日現在、ブログへのアクセス回数累計が540,211回、YouTubeでの全曲の累計視聴回数合計が1,336,576回となりました。今後も、できるだけ長く続けていきたいと考えていますので、よろしくお願いします。
前回2月6日に投稿した「小舟にて」に続いて、今回も同じドビュッシーの「小組曲」から「メヌエット」を取り上げました。「小舟にて」の時に書いた内容と同じですが、まずはドビュッシーと「小組曲」についての解説から始めます。
フランスの作曲家ドビュッシー(1862-1918)は10歳でパリ音楽院に入学し、ピアノや作曲を学びました。最初はピアニストを目指していたようですが、1884年に若手作曲家の登竜門であるローマ賞で優勝し、ローマ留学を獲得しました。1888年~1889年にかけて作曲されたピアノの4手連弾用の「小組曲」の中の第3曲が「メヌエット」です。「小組曲」は後にドビュッシーの友人であったアンリ・ビュッセルが管弦楽用に編曲してから広く知られるようになりました。
「メヌエット」は「小舟にて」ほど広く知られている曲ではありませんが、ドビュッシーらしい曲です。私は、以前よりこの曲が好きで、何回か取り上げようとしていたのですが、フルート用に使える編曲がなかなか見当たりませんでした。といって、オーケストラ用のスコアから自分でフルート用に編曲するのは、かなり時間がかかるので先延ばししていました。そしてようやく最近になって、ヴァイオリンとピアノ用の楽譜を国際楽譜図書館(IMSLP)で見つけたので、早速それをベースとしてフルート用に編曲しました。但し、オーケストラ用スコアを見ながら一部で修正を加えていますので、最終的には独自の編曲となっています。
伴奏音源を使う場合、フルート譜に書かれている速度変更記号の横にカッコ内に書かれた数字は変化の大きさを表しています。例えばrit.(x0.7)は、それまでのテンポの70%、即ち30%遅くするという意味です。